2010年7月28日水曜日

DX-1G+他社製ワイコン組合せテスト

シーアンドシーDX-1G+他社製ワイドコンバージョンレンズ組み合せテスト

テスト内容

フィッシュアイコンバージョンレンズを取り付けることができないDX-1G/2Gに他社のコンバージョンレンズをアダプターリング経由で取付け、水中で使用可能か(画角など)を検証する。

使用機材

・シーアンドシー:ハウジングDX-1G + カメラ1G
・シーアンドシー:クローズアップレンズリング(M62)
・ケンコー:ステップアップリング62-67
・イノン:ワイドコンバージョンレンズ UWL-100 Type1
(クローズアップレンズリング+ステップアップリング62-67にて取付)
・イノン:ワイドコンバージョンレンズ UWL-100 Type2
(クローズアップレンズリング+ステップアップリング62-67にて取付))
・フィッシュアイ:フィッシュアイコンバージョンレンズ UWL-04 M52/67
(クローズアップレンズリング+ステップアップリング62-67+ステップダウンリング67-52にて取付)

カメラ設定

・プログラムオート
・ISO200
・WBオート
・ストロボ発光禁止

テスト画像データ

*撮影距離:約1m、真ん中のブルータイル2枚で約20cm角です。
*イノン・FIXレンズはケラレが解消されるまでズームしています。
(少しケラレが残ってますが・・・^^;)
*他社ワイコン画像にボヤケた部分等がありますが、これは画質とは関係ありません。


以下、レンズをつけてワイド端で撮影したものです。

以下、水底まで約5mです。


まとめ

リングを経由すれば他社のレンズを取り付けることは可能です。S&S純正ワイコンとイノンUWL-100では画角としてはあまり差はないですが、比べてみてわかるようにイノンレンズの場合は湾曲が顕著に現れました。それは最後の遠景で撮影したものでも違いがわかるかと思います。

イノン UWL-100レンズのType1とType2では、本当に若干ですが、後玉レンズがよりカメラのレンズに近いType1の方がケラレが少ないです。

また、FIX UWL-04はケラレ解消までズームしても、純正やUWL-100より多少画角は広くなりましたが、「少しだけ」といった印象です。今回、「イノン UWL-100 Type1+ドームレンズユニット」との組合せでのテストができませんでした。可能性としてはその組合せのほうがより画角が得られるかもしれません。次回のテストでその画像を撮影して、このレポートを更新したいと思います。

ちなみに、このリング経由の方法を使えば、M67マウントの他社製クローズアップレンズを取り付けることも可能です。ただ、1G/2Gのマクロ機能を使えば、十分なマクロ撮影が可能なので、使い方としてはマクロオフ+ズームテレ端時にもう一歩寄って大きく写したい場合に使用するのがいいかと思います。


イノン UWL-100 Type1 イノン UWL-100 Type2 FIX UWL-04 M52/67
S&S 純正ワイコン イノン UWL-100 Type1 FIX UWL-04 M52/67