2010年3月30日火曜日

ジリオンハウジング+イノンレンズ テスト

ジリオン キヤノン一眼ハウジング+イノン 水中マイクロセミ魚眼フィッシュアイレンズ UFL-MR130 EFS60 テスト

テスト内容

ジリオン製ハウジングとイノンセミフィッシュアイレンズとの組み合わせにおける画質の検証

使用機材

・ジリオン:ZAP-Kiss/DXハウジング+キヤノン:EOS Kiss/X カメラ+ZIポートコンバーター
・イノン:X-2 for 50D/40D ハウジング+キヤノン:EOS 40D カメラ
・キヤノン:EF-S 60mm F2.8 USM マクロレンズ
・イノン:水中マイクロセミ魚眼フィッシュアイレンズ UFL-MR130 EFS60+MRS60ポート
・イノン:Z-240 Type4 ストロボ x 3灯

カメラ設定

・マニュアル露出(絞りによってシャッタースピード変動)
・ISO100
・DPPを用いてのRAW現像
・現像パラメータは色濃度±0、シャープ+3に設定(特に意図はありません)
・中央重点測光
・Z-240ストロボは全てマニュアル発光

テスト画像データ

*EOS40Dの方がレンズ先端と被写体までの距離が近いため、周辺収差が若干悪くなっています。
*撮影距離:レンズ先端より約1cm


まとめ

結果から言うと、個人的には「十分使える」レベルの画質が得られたのではないかと思います。今回はKiss/Xのカメラを使用しましたが、キヤノンのカメラとジリオンハウジングの組み合わせであれば、どの組み合わせでも使用可能です。

テストは水槽で行ったため、ハウジングのサイズの関係から、被写体に対して全く同じ位置・距離で撮影ができず、イノンX-2ハウジングと40Dとの組み合わせの方が画質が悪いように見えますが、Kiss/Xの結果だけを見ても十分使えると思います。

このレンズは絞りを絞って使うことが基本で、ライティングも少し難易度が高いいですが、いままで撮れなかったような写真が撮れるので、現在ジリオンのハウジング(キヤノン用)をお持ちの方にとっては、また違った写真を楽しめるツールになるのではないでしょうか。

必要な機材

・ジリオン:キヤノンデジタル一眼レフ対応ハウジング
(5D・5DMarkIIなどのフルサイズ機には使用できません)
・ジリオン:ZIポートコンバーター
(ジリオンハウジングにイノンポートを取り付けるマウント変換パーツ)
・イノン:MRS60ポートII
・イノン:磁石リング60セット
・イノン:水中マイクロセミ魚眼フィッシュアイレンズ UFL-MR130 MRS60
・その他:ストロボ、ライト、アーム等